10月の月画像 その2(秋桜の露光間多重写真

彼岸花のシベは、それだけでも立派な被写体に・・・。

  

日 々 の 戯 言

 

25・10・20

 

読書感想・ヒポクラテスの悲惨・中山七里著:

知らなかったがシリーズ物らしい。5章の短編の集合体だ。共通している点と言えば、

全てが息子・妻などの親族の引き籠り・認知症家族の話だ。

主人公はと言えば、埼玉県警捜査一課の古手川啓二と浦和医大法医学教室の光崎教授と栂野助教だろう。

全ての事件が、家族が加害者か被害者だが、全てが解剖の結果死因と犯人が判明するという次第だ。

ミイラ状態で発見された女性の遺体。外傷もなく餓死と思われたが・・・第一章。

認知症で夫が妻を介護していたが、夫が風呂場で溺死していた。

何故か肋骨が折れていた状態で・・・第二章。

引き籠った息子を90歳の親が育てていたが、ある日、親が消えていた。

息子は自殺と言い立てるが・・・第三章。

同じく屋根裏部屋に引き籠った息子が死亡した。

食料や水は充分あったにもかかわらず、餓死だった・・・。第四章。

同じく引き籠った息子が、テロ行為をした末に翌朝、死体で発見された。

父親が自首してきたが・・・第五章。

それとは別に自立支援団体の在り方にも触れている。著者の主張はどちらなんだか・・・。